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MIXも面白い

  • Maki Ishimine
  • 2020年2月4日
  • 読了時間: 2分

レコーディングのミックスは、専門家というかできる人にお願いするもんだと思っていたけれど、自分でできる範囲でやってみると、思っていた以上に面白くてハマるお仕事だと思う今日この頃。

私の作る音楽は音数が少ないからかどうかはわからないけれど、音の場所であるパンニングやボリュームを少し変えても味わいが色々違うのがわかりやすい。今日の午後ミックスダウンした「何もできない」というオリジナル曲は、ピアノL、Rとギターと歌のみ。基本歌の立ち位置は真ん中で、そこから二つの楽器をどう置くか。空間の大きさをどのくらいと設定するか。頭のなかで「会場はこんなで、メンバーの立ち位置はこんな」って想像するわけだ。それに基づいて距離感と広がりを調整していく。でもまだそういう数値的なところをきちんと理解しているわけではないので、あたりを付けてこうかな?違うな?って言うのを探ってみる。あんまりやるとぐちゃぐちゃになってわからなくなるので、掴めないときはその音から一旦離れたほうがいいみたい。自分で「朝耳」って言っているけど、寝ぼけなく起きた朝に音を聴くと、音の形の輪郭が見えやすくていい。私的には夜に根詰めるのはNG。

さて、一度ミックスダウンした「何もできない」を、そう言うことをよく知っている方に聴いてもらったら、楽器をもう少し歌に寄せたものを聴いてみたいとのアドバイス。結構左右に大きく降っていたので、なるほどと思ってチャレンジしました。そうすると、空間が大きくてちょっと「うわん」と響いていた音たちがシュッとしてタイト目にいい塩梅に。幅を小さくした分ほんのちょっとボーカルを前へ出してみたら、「お!」っとガッテンする感じの音になりました。

こう言う経験値が積み重なると、限られた機材の中でも出したい音色を表現することはできるようになるのかもしれません。いやはや、面白いぞ!ミックスも!

 
 
 

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